軍艦島上陸ツアー予約

軍艦島の歴史は、江戸時代後期に漁民が漁の傍らに露出していた石炭を採取して長崎市内で売り歩いていたのが始まりです。

明治時代に入り本格的に採掘が開始され、19世紀末に三菱が所有することになり開梱が進んでいきました。

今も廃墟として残る鉄筋コンクリートの集合住宅が建てられ始めたのは、今から100年ほど前の大正時代。最盛期と呼ばれた昭和35年（1960年）には、東京ドームのグラウンド5個分ほどの大きさに約5,300人もの人が住んでおり、東京都の約18倍の人口密度でした。
この小さな島の中に小中学校や病院、共同販売所や映画館などの娯楽施設も完備されていました。

しかし、1960年以降は主要エネルギーが石炭から石油へ移行し、需要が減少。事故がきっかけの規模縮小などもあり、徐々に人口は減少していきました。
最終的には1974年（昭和49年）1月に炭鉱は閉山し、、4月までには住民は全て島を離れ、無人島となりました。

21世紀に入り、廃墟ブームの一環で話題に上った、近代化遺産として注目されだしました。
島は明治時代から三菱が所有していましたが、2001年に当時所属していた高島町に無償譲渡され、合併の末に現在は長崎市の所有となっています。

建物の老朽化、廃墟化のため島内への無断立ち入りは禁止されていましたが、島の一部を見学用に整備され、2009年（平成21年）から、見学通路に限り観光客が上陸・見学出来るようになりました。

2015年（平成27年）7月5日には、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の一つとして登録され、益々注目が集まっています。

出島

長崎出島は、江戸時代に築造された人工島で、幕府が鎖国政策を取っていたため、幕末に開国するまでの間、オランダ商館が設置され、商館や東インド会社などに勤めるオランダ人は出島の中で暮らしていました。

名前の通り、当初は長崎港に作られた人口の島でしたが、明治以降に埋め立てが進み、現在は完全な陸続きとなっています。

出島内では復元された建物などを見学することができます。

▶軍艦島上陸ツアー乗船場所から徒歩約10分

グラバー園

グラバー園は、イギリス人商人のグラバー、リンガー、オルトの邸宅があった敷地に、長崎市内各地に残っていた歴史的建造物を移築して屋外博物館のようになっています。

グラバーは、幕末に来日した商人で、武器の輸入などに従事し、薩摩藩、長州藩などの幕末の志士との繋がりが深い人物です。

造船や炭鉱などにも関わっていて、軍艦島と合わせて世界遺産登録がされている高島炭鉱の開発者でもあります。

▶軍艦島上陸ツアー乗船場所から徒歩約10分

ハウステンボス

長崎旅行で人気のテーマパーク。オランダの街並みを再現した園内は、日本国内に居ながら海外旅行をしている気分に♪

ハウステンボスは佐世保市にありますが、軍艦島上陸ツアーの集合場所である長崎市とは高速バスやJRで約1.5時間なので、旅行のうちの1日は軍艦島上陸ツアーと長崎市内観光、もう1日はハウステンボス観光と両方楽しめます。

軍艦島上陸ツアーでは、世界遺産を守る為のルールがあります。ルールとマナーを守って楽しく上陸ツアーを楽しんでくださいね。

軍艦島ではルールを守ろう

倒壊の危険があるため、建物に近付く事は出来ません。鉄筋コンクリ―トで作られた建物が残る生活エリアは、近付くことはできず、船上からの周遊時に見るようになります。 また、軍艦島内では通路が狭い場所が多いため、立ち止まっての写真撮影はNGとなります。ガイドさんや、安全誘導員の指示に従って行動して下さい。

・雨具を持って行こう！

軍艦島では安全上の理由により雨傘が利用できません。雨の日に備えて、レインコートやポンチョを持っていきましょう。
※レインコートは200円で販売しています。

・日除け対策をしておこう！

軍艦島では安全上の理由により日傘が利用できません。晴れた時の為につばの広い帽子や、水分補給のための飲み物を持っていきましょう。

・靴は歩きやすい靴で！

軍艦島に上陸するなら、運動靴など歩きやすい靴で行きましょう。
※船から軍艦島へと渡る桟橋の床面は、鉄格子になっています。ヒールのある靴の場合格子に引っかかる場合もあるのでNG

・動きやすい服装で行こう！

船の乗り降りや軍艦島内での移動など、ヒラヒラした服装などでは危険な場合があります。軍艦島へは動きやすい服装で行きましょう。

・波しぶき注意！

1・2階にあるデッキ席を利用の場合、波しぶきがかかったり、雨天の場合には雨に濡れる場合も。船長が危険と判断した場合は、船内移動及び座席を制限される場合があります。気になる人はタオルなどをお持ちください。

・航行中に気を付けること

船の乗船中は、急な波などにより船体が激しく揺れる場合があります。安全確保の為、船員や安全指導員の指示に従うようお願い致します。